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2016年 08月 03日
「Odyssey of Iska 1984」 51.マラケシュ 明け方、カサブランカに着いた。 ここで“いい奴”と別れ、列車を乗り換え、昼頃、マラケシュに着いた。 なぜ、最初にカサブランカではなくマラケシュかというと、あのごったがえしたジャマエルフナ広場と、そこから派生する迷路、シャワーのように振ってくる縞々の光を最初に味わいたかった。それが私の惹かれるモロッコだからだ。 駅のインフォメーションでホテルを紹介してもらい、チェックインしてシャワーを浴びるとすぐメディナ(旧市街)に向った。 ジャマエルフナ広場は噂に違わぬごったがえしで、喧噪に包まれていた。 例によって客引きの男達がたくさん寄ってきていろんなことを言いながら手を引っ張る。それを振り払いながら広場を見学し、途中から迷路に入る。 強烈な日差しから身を守るため、頭上はすのこ状の物で覆われ、縞々の光が振ってくる。映画の「モロッコ」に出てくるシーンと同じだ。 ああ、俺は今、モロッコにいるんだ! 旅をしていて久々に異邦人の感覚がした。 スーク(市場)を歩きながら、ちょっと何かを手に取ると、店主だけでなく周りの店主も同じような物を押し付けてきて、買え、買えとハエのようにうるさい。それから逃れるように迷路の中をどんどん先に行く。 ある所まで来た時、少し高い所に上れる階段があった。上るとたこ壷のような、土で固めた染料の入った穴が100個くらい見える。ここで革や布を染めているのだろう、凄い臭いがする。 メディナは騒音だけでなく臭いも強烈だ。 クソと馬糞と小便の入ったフライパンの中で一日焼かれているような気持ちだ。 また、それは何百年もの歴史が混ざった臭いでもある。 こんな土で固めた昔の建物が残っているのは、マラケシュは地震がないからだろうか・・・ 再び、地元の人が行きそうなレストランに行った。 メニューはまたしてもアラビア語でわからない。 今度は少しフェイントを入れて変化球を頼んでみた。 出てきた物は皆土色をしていて得体は知れない。またしても毒味状態になった。 それをまわりから皆がジロジロ見ている。 外国人だからいいようなもので、地元の人がラマダンに日没前に飯を食ってたら大変だ。日本人でよかった。 かずま
by odysseyofiska4
| 2016-08-03 18:53
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